「ダブルワークはやめとけ」と言われる理由は?やめたほうがいいの?
ダブルワークを考えていて、このような疑問や不安を抱くことはよくあります。
この記事では、「ダブルワークはやめとけ」と言われる理由について詳しく解説します。
さらに、長い間ダブルワークを経験してきた筆者が、実際にやってみて良かった点、継続するためのポイント、注意点なども紹介します。
ダブルワークに興味のある方にとって、非常に役立つ記事となっていますので、ぜひご覧いただければと思います。
副業をする方、フリーランス・個人事業主の方に役立つサイト
【副業をする方】
厚生労働省「副業・兼業」
厚生労働省「働き方・休み方改善ポータルサイト」
厚生労働省「労働条件に関する総合情報サイト」
【フリーランス・個人事業主の方】
厚生労働省「フリーランスとして業務を行う方・フリーランスの方に業務を委託する事業者の方等へ」
内閣官房・厚生労働省等「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」
厚生労働省「自営型テレワークに関する総合支援サイト」
厚生労働省・第二東京弁護士会「フリーランス・トラブル110番」
結論:「ダブルワークはやめとけ」という声に惑わされず、自分で判断することが大切です!
SNSや口コミなどの一部からは、「ダブルワークはやめとけ」「やらないほうがいい」という声も聞かれます。
しかし、実際にダブルワークやトリプルワークを経験している筆者の視点から言えば、ダブルワークやトリプルワークは、お金を稼ぐことができ、スキルアップにもつながるため、おすすめです。
この経験を通じて、視野が広がり、自分に自信が持てるようになり、転職に役立つ情報を得ることもあります。
ただし、ダブルワークが誰にでも適しているわけではありません。
個人の適性や状況は異なるからです。だからこそ、外部の意見や評判に左右されず、自分自身で判断することが大切です。
記事の後半では、筆者のダブルワーク体験談なども紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
先に筆者のダブルワークの仕事内容や収入などについて知りたい方は「筆者のダブルワーク体験談(本業と副業、スケジュール、収入)」からご覧ください。記事の後半部分にジャンプします。
「ダブルワークはやめとけ」と言われる理由
ここでは、「ダブルワークはやめとけ」とSNSや口コミなどの一部で言われる理由について見ていきましょう。
仕事の時間が増えて体力的にしんどいため
ダブルワークは、2つの仕事を掛け持ちするため、労働時間が増加します。
例えば、週に5日間、1日8時間働いている本業に加えて、週に6日間、1日1時間の副業を行った場合、月の労働時間は24時間以上も増えることになります。
仕事の時間が増えることで、休憩時間や睡眠時間が削られ、体力的にしんどいと感じる可能性が高まるでしょう。
副業を行う際は、在宅ワークを取り入れて通勤時間をカットし、睡眠時間を減らさないように工夫することが大切です。筆者も副業は在宅ワークを選びました。
以下の記事では、頑張り次第でまとまった収入が期待できる在宅ワークと、仕事獲得サイトについて紹介しています。
趣味や家族との時間を確保しづらくなるため
ダブルワークを始めると、仕事の時間が増えるため、プライベートな時間の確保が難しくなります。
趣味のキャンプやドライブ、外食、家族との時間が減る可能性があるため「ダブルワークはやめとけ」と言われることがあります。
プライベートな時間が減る可能性は高いため、ダブルワークを始める前に家族の理解を得ることが大切です。
在宅ワークや時短アイテムなどを活用し、プライベートな時間を確保するための努力が必要です。また、プライベートな時間が減っても継続できるように、明確な目標を持つことも大切です。
覚えることが多く混乱するため
ダブルワークを行う場合、2つの仕事のルールや手順を覚える必要があります。
同じ仕事内容であっても、クライアントが違うと、ルールや手順も異なることがあります。
職種によっては多くの情報を覚える必要があり、混乱することもあるため、一部で「ダブルワークはやめとけ」という声が聞かれます。
ダブルワークとして、完全に未経験の仕事に取り組む場合は、覚えることが多くて大変です。しかし、自分のスキルや経験を活かせる仕事を選ぶ場合は、それほど大変ではありません。筆者も経験のある副業を選んだため、苦労はほとんどありませんでした。
ストレス発散のためにお金を使いすぎるため
ダブルワークを行うと、仕事におけるストレスが増える可能性があります。
このストレスを発散するために、外食、買い物、ギャンブルなどに多額のお金を使うことがあるかもしれません。
その結果、本来は収入を増やすためにダブルワークを始めたにもかかわらず、支出が増加し、貯金が思った通りに増えない状況に陥るかもしれません。
最悪の場合、赤字になる可能性もあるでしょう。
こうした理由から、一部で「ダブルワークはやめとけ」という意見が出ているようです。
お金を使いすぎないように、ダブルワークの目的を忘れずに、かつ今まで以上に家計管理を徹底することが重要です。スマホアプリなどを活用して、収入と支出を管理しましょう。
本業に支障をきたす可能性があるため
2つの仕事を掛け持ちすることによって、本業中に副業のことを考え、集中力が散漫になり、本業に支障をきたす可能性があります。
また、副業のやりすぎで疲労が蓄積し、本業での本来のパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性もあるかもしれません。
このような理由から、「ダブルワークはやめとけ」「ダブルワークは避けたほうがいい」といった意見が一部で出ています。
副業を行う際には、無理のない範囲でルールを設定することが重要です。例えば、週に3日2時間ずつなど。また、慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、本業に徹するよう心掛け、副業のことを本業中に考えないようにしましょう。
ダブルワークに向いていない人(すぐに「辞めたい」となるかも…)
以下のような人は、ダブルワークに向いていない可能性があります。
- ダブルワークの目的が不明確な人
- ブラック企業勤務で残業時間が多い人
- プライベートな時間を削る余裕がない人
- 仕事が嫌いな人
上記の条件に当てはまる場合は、ダブルワークについて考え直したほうがいいかもしれません。
ダブルワークをやってみて良かったこと【経験をもとに解説】
ここでは、筆者がダブルワークを実際に経験して感じた、良かったことを紹介します。
収入が増えた
ダブルワークを行うことで、収入がほぼ確実に増えます。筆者自身もダブルワークを始めた結果、毎月の収入が10万円以上増えました。
※国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」より
収入が増えたことにより家計に余裕が生まれ、家族との外食や旅行、趣味などに使えるお金が増えて、筆者と家族は喜んでいます。
月収や年収が増えることは、ダブルワークの最大の魅力と言えるでしょう。
「本業でいくら頑張っても収入が増えない」という方には、特にダブルワークがおすすめです。
時間を大切に使うようになった
ダブルワークを始めたことで、時間を大切に使う習慣が身につきました。
副業の時間やプライベートの時間を最大限確保するためには、時間を効率的に使う必要があるからです。
以前は何もせずに過ごしたり、だらだらと過ごしていた時間も、今では明確な目的を持って有益に使えるようになりました。
新しい状況に適応することで、意識が変化し、時間の重要性を認識し、これまで以上に充実した1日を送ることができるようになりました。
ダブルワークを始める前は、時間が足りないと思っていましたが、意外に時間はつくれるものです。今ではトリプルワークが筆者の日課となりました。
幅広い仕事のスキルが身についた
ダブルワークを通じて、幅広いスキルが身につきました。
筆者の場合、副業ではWEBライティング、データ入力、文字起こしなどを行っており、その結果、ライティングスキル、SEOの知識、WordPressの操作などのスキルを習得しました。
さらに、現在はトリプルワークをこなしており、他社の営業スキルやマーケティングの知識も習得中です。
これらのスキルは本業にも応用できるため、非常に大きなメリットとなっています。
スキルアップしたい方や仕事の幅を広げたい方には、ダブルワークがおすすめです。
視野が広がった
ダブルワークやトリプルワークなど、複数の仕事をこなすことで、いろんなクライアント、ビジネスパートナー、お客様との接点が増え、視野が広がりました。
さまざまな仕事のやり方や価値観に触れる機会を得られるのは、ダブルワークのメリットの1つです。
また、副業は本業とは異なり、企業の看板がないため、個人事業主のような感覚で働くことができます。
新たな世界に触れることは、自己成長にもつながります。
ダブルワークによって、さまざまな価値観を得ることができます。
職場で話しかけられることが多くなった
ダブルワークを始めてから、職場で話しかけられることが多くなりました。
その理由は、多くの人が副業に興味を持ち、「ダブルワークを始めたい」と考えているからです。
Job総研の「2023年 副業・兼業の実態調査」によれば、今後、副業・兼業を始めたいと考えている人の割合は以下のとおりです。
- 「思う」55.1%
- 「どちらかといえば思う」30.4%
- 「どちらかといえば思わない」6%
- 「思わない」8.5%
この結果からわかるように、85.5%の人が副業・兼業に興味を持っています。多くの人がダブルワークに興味を持っているため、ダブルワークをしていることは、いろんな人との会話の話題になります。
ダブルワークの経験と、そこから得る知識によって、仕事関係の会話の話題に困ることはほとんどありません。
自分に自信が持てるようになった
ダブルワークを始めたことで、自信を持つようになりました。
きついと思っていたダブルワークをこなすことができたからです。
また、会社に頼らずに一定の収入を得られることがわかったことも要因です。
ダブルワークは、自分の自信を高めるための大きな一歩にもなります。
幅広いスキルが身につき、本業のパフォーマンスが向上することも、自信を高める一因となります。
転職に役立つ情報を得られた
ダブルワークを通じて、多くの人と出会い、さまざまな仕事を経験することで、転職に役立つ情報を入手できることはメリットです。
例えば、「◯◯会社を初めて知ったけど、教育がしっかりしていて、仕事内容が楽しそうだ」、「以前から興味のあった◯◯会社は、対応が悪くて残念だった」など、さまざまな発見があります。
また、副業を通じて転職に誘われることもあります。
ダブルワークを通じて、やりがいを感じる仕事や企業に出会うことができるかもしれません。
将来的に転職を検討している人にとって、ダブルワークは知識やスキルの習得だけでなく、転職に関する貴重な情報を得られる可能性があるため、おすすめです。
ダブルワークに向いている人
以下のような人は、ダブルワークに向いている可能性があります。
- お金を稼ぎたい意欲の高い人
- 仕事の幅を広げたい人
- スキルアップを望む人
- 現在の仕事に不満がある人
- 将来的に転職を考えている人
- 生活に刺激が欲しい人
上記の条件に当てはまる場合は、この機会にダブルワークを真剣に検討してみることをおすすめします。
ダブルワークを続けるためのポイント(長年の経験から学んだこと)
ここでは、筆者が多年にわたる経験から学んだ、ダブルワークを続けるためのポイントについて紹介します。
具体的な目標を持とう
ダブルワークを始める際は、具体的な目標を持つことをおすすめします。
例えば「家族と◯◯旅行に行くためにお金を稼ぐ」「年収を◯万円増やす」「仕事のスキルを向上させて転職する」といった具体的な目標があれば、モチベーションを維持しやすくなります。
そうすることで、若干ハードな状況も克服できる可能性が高まるでしょう。
一方、目標が曖昧であるか、まったくない場合、すぐに「ダブルワークは必要ないし、何のために頑張るのかわからない」という気持ちになり、挫折してしまう可能性が高くなります。
具体的な目標を持っていると、家族など周囲の人からの理解も得やすくなります。
スキルや経験を活かせる仕事を選ぼう
ダブルワークを検討する際には、自身のスキルや経験を活かせる仕事を選ぶことがおすすめです。
これは、スキルや経験がある仕事のほうが未経験の仕事に比べて収入を得やすいからです。
未経験の仕事では、ゼロから知識を習得し、初心者向けの案件からスタートしなければならないため、収入が限定的です。
一方、スキルや経験を活かせる仕事では、経験者向けの案件を獲得できる可能性が高く、最初から一定の収入が期待できるでしょう。
自分のスキルや経験を整理し、挑戦する副業を選んでみましょう。
休みの日を必ず取ろう
たとえ体力に自信があり、仕事が好きであっても、休息は必要です。
休むことで心身ともにリフレッシュできます。
同時に、プライベートや家族との時間を確保でき、あらためてダブルワークを頑張る理由を見いだすことができるでしょう。
無理にでも、完休日を設定することをおすすめします。継続するためには、休みは絶対に必要です。
在宅ワークを取り入れよう
ダブルワークを始める場合、在宅ワークを副業に取り入れることをおすすめします。
なぜなら、通勤時間がかからないため、その時間を仕事やプライベート、家族との時間に充てることができるからです。
ただし、内職(例: シール貼り、封入など)の仕事は、ほとんど収入が見込めないので、おすすめしません。
頑張り次第で、まとまった収入を得られる在宅ワークについては、「やった分だけ稼げる仕事!最適な在宅ワーク10選」の記事で詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。おすすめの仕事獲得サイトについても紹介しています。
在宅ワークを副業として取り入れることで、ダブルワークをより効率的に行うことができます。
ダブルワークで気をつけること(確定申告や過労)
ここでは、ダブルワークで気をつけることについて紹介します。
無理しすぎて身体を壊さないこと
ダブルワークをすると、睡眠時間などが削られ、体力的に「しんどい」と感じることがあります。
そのような場合には、無理せずに休むことが大切です。
無理をしてしまうと、健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、過度なダブルワークによる過労には気をつけるべきです。
「月に3日は完休日を確保する」「副業は週に3日までにする」など、ルールを設けることが大切です。自分に無理のかからない範囲で頑張りましょう。
勤務先が副業を許可しているか確認すること
企業によっては、ダブルワーク(副業)を禁止していることがあるので注意が必要です。
経団連の「副業・兼業に関するアンケート調査結果」によれば、副業を「認めている」もしくは「認める予定」の企業は、全体の70.6%を占めています。
特に社員数が5,000人以上の大企業では、この割合は83.9%にも上ります。
政府も副業を奨励しているため、副業を認める企業は増加傾向にありますが、一部の企業では副業が禁止されていることがあるため、就業規則や雇用契約を確認することが重要です。
本業の勤務先が、副業を認めているか確認しましょう。
副業の年間所得によっては確定申告が必要になること
副業による年間所得が20万円を超える場合、所得税の確定申告が必要です。「所得」とは、収入から経費を差し引いた金額のことです。
また、年間所得が20万円以下であっても、医療費控除や住宅ローン減税などを受けるためには、確定申告が必要です。
確定申告が必要な場合は、必要な書類を早めに用意しましょう。
また、確定申告の必要性が不明な場合は、税務署に問い合わせることをおすすめします。
参考:国税庁「確定申告が必要な方」
フリーランスや個人事業主の方で、青色申告を考えている場合におすすめのツールが、「やよいの青色申告オンライン」です。このツールは1年間無料で利用でき、簿記や会計の専門知識がなくても、簡単に青色申告や白色申告が行えます。さらに、インボイスなどにも対応しています。
筆者のダブルワーク体験談(本業と副業、スケジュール、収入)
現在、筆者はトリプルワークを行っていますが、以前はダブルワークをしていました。
筆者がダブルワークやトリプルワークを行う理由は、お金を稼ぎ、趣味や楽しみ(家族との旅行、外食、車など)に多くの資金を充てたいからです。
幸運なことに、筆者は本業でも副業でも好きな仕事をしているため、ダブルワークやトリプルワークをしていても、「しんどい」「辞めたい」と思ったことはほとんどありません。
この記事では、長年にわたり、ダブルワークやトリプルワークを経験してきた筆者の視点から、SNSや口コミで「ダブルワークはやめとけ」と言われる理由や、実際にやってみて良かったことなどを紹介しています。
ダブルワーク(本業と副業)の内容
筆者がダブルワークを行っていた頃の、本業と副業は以下のとおりです。
- 本業:教育関連企業の正社員
- 副業:在宅ワークでWEBライティング
「本業」
教育関連企業でスクール運営に従事しています。週5日、残業を含めておおよそ9時から21時までの勤務となっています。
「副業」
在宅ワークで、主にクラウドソーシングを活用し、WEBライティングの副業を行っています。また、データ入力や文字起こしの仕事も行っています。副業の時間は、週に3〜5日程度で、1日あたり1時間以上です。
現在は、これらの仕事にプラスして、知人の会社で営業サポートの副業もしています。
ダブルワークのスケジュール
筆者がダブルワークをしていた時の労働時間やスケジュールは、以下のとおりです。
【平日】
- 7時30分:起床
- 9〜21時:本業
- 21時30分:帰宅、夕食等
- 23〜24時:副業(ライティングなど)
- 1時:就寝
【土日】
- 7時30分:起床
- 9時30分〜:外出 ※予定がない場合は副業
- 20〜24時:副業(ライティングなど)
- 1時:就寝
基本的には、上記のスケジュールでダブルワークを行っていました。
今はトリプルワークをしているため、労働時間はもう少し増えています。
ダブルワークの収入
筆者がダブルワークで得ていた収入は、以下のとおりです。
※国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」より
現在はトリプルワークを行っているので、もう少し収入は増えています。トリプルワークの月収については、こちらの「トリプルワークの月収を公開!収入を増やす4つのポイント」記事をご覧ください。
ダブルワークに興味がある方は、この機会に始めてみよう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
一部では、「ダブルワークはやめとけ」「やらないほうがいい」という意見も一部では聞かれますが、ダブルワークには良い点もたくさんあります。
ただし、人によって適正や状況は異なるため、ダブルワークがすべての人に適しているわけではありません。自分自身で判断することが大切です。
もしダブルワークを始めてみたい気持ちがある場合は、自分に合う在宅ワークや仕事獲得サイトを見つけるために、「やった分だけ稼げる仕事!最適な在宅ワーク10選」の記事をご活用いただければ幸いです。
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