クラウドワークスでの文字起こしのやり方は?
初心者におすすめの理由や稼ぐポイントは?
クラウドワークスで文字起こしの仕事に興味を持っている方は多いことでしょう。しかし、文字起こしの方法や報酬相場、始め方などについて知識がないため、困っている方もいるようです。
この記事では、初心者向けのガイドとして、クラウドワークスで文字起こしを始めるための方法や報酬相場、稼ぐポイント、注意点、始め方などについて詳しく解説しています。
この記事を読むことで、安心してクラウドワークスで文字起こしを始めることができますよ。
副業をする方、フリーランス・個人事業主の方に役立つサイト
【副業をする方】
厚生労働省 「副業・兼業」
【フリーランス・個人事業主の方】
厚生労働省 「フリーランスとして業務を行う方・フリーランスの方に業務を委託する事業者の方等へ」
内閣官房・厚生労働省等 「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」
厚生労働省・第二東京弁護士会 「フリーランス・トラブル110番」
文字起こしの仕事内容
文字起こしとは、会議、プレゼン、インタビュー、講演会、対談などの音声データを文字に起こす(テキスト化)する仕事です。かつては、カセットテープの音声を文字に起こす作業が一般的であり、そのため「テープ起こし」とも呼ばれていました。
現在では、ICレコーダーで録音された音声やYouTubeなどの動画をもとに、文字起こしを行うことが一般的です。
文字起こしの方法は3種類
文字起こしには、主に素起こし、ケバ取り、整文の3つの方法があります。文字起こしの仕事を始める前に、それぞれの特徴や違いを理解しておくことは重要です。
ここでは、それぞれの文字起こし方法の特徴について詳しく見ていきましょう。
素起こし
素起こしとは、音声を忠実に文字に起こす方法です。「あの〜」「え〜」「う〜ん」といった言葉も、一言一句正確にテキスト化します。
そのため、素起こしの文章は読みづらい場合もありますが、話し手の雰囲気やニュアンスをより理解しやすくします。
また、言い間違いなどの訂正作業が不要なため、初心者にも比較的取り組みやすい文字起こしの方法です。
ケバ取り
ケバ取りとは、意味をなさない言葉(ケバ)を取り除き、文字起こしする方法です。
「あの〜」「え〜」「う〜ん」といったケバを取ることで、読みやすい文章に仕上げることができます。
また、あまり意味のない相槌や語尾の伸ばし、口癖、言い間違いなどを削除または修正するため、ケバ取りは素起こしよりも文字起こしの難易度が高くなります。
整文
整文とは、ケバ取りされた文章をさらに読みやすく整える方法です。
聞き取れない部分の補完や間違った言葉の修正、ら抜き言葉の訂正、語順の入れ替えなどを行い、完全な読み物として仕上げます。
話し言葉を書き言葉に修正し、正確な文章を作るため、素起こしやケバ取りよりも難易度は高くなります。
クラウドワークスの文字起こしが初心者におすすめの理由
ここでは、クラウドワークスの文字起こしが初心者におすすめの理由について紹介します。
常に一定数の案件が見つかる
クラウドワークスの文字起こしが、初心者におすすめな理由の一つは、常に一定数の案件が見つかることです。クラウドワークスの求人情報ページで「文字起こし」と検索すると、90件の案件が表示されます。※2023年7月9日時点
この中から自分の条件に合った案件を選び、応募することができます。クラウドワークスには仕事が多く集まるため、企業に直接営業したり、SNSなどで仕事を募る必要がありません。
常に一定数の案件が見つかることで、収入の安定化につながります。
初心者向けの案件が多数存在する
クラウドワークスには、初心者向けの案件が多数存在しています。
そのため、文字起こしの経験がない方でも安心して取り組むことができます。
初心者向けの案件を通じて、文字起こしの作業ノウハウを習得し、徐々に難易度の高い案件に挑戦することも可能です。
文字起こし以外の仕事にも取り組みやすい
クラウドワークスでは、文字起こしだけでなく、Webライティングやデータ入力など、さまざまなジャンルの案件が豊富に存在します。
そのため、文字起こしの経験を活かして、他のジャンルの仕事にも取り組むことが可能です。
- アプリ・スマートフォン開発
- ホームページ制作・Webデザイン
- ECサイト・ネットショップ構築
- 動画・映像・アニメーション
- 音楽・音響・ナレーション
- ビジネス・マーケティング・企画
- ライティング・記事作成
- 事務・カンタン作業
- 写真・画像
- ネーミング・アイデア
- 翻訳・通訳サービス
他の仕事にも挑戦することで、仕事の幅を広げるだけでなく、気分転換にもなり、モチベーションを維持するのにも役立ちます。
独自の福利厚生サポートが利用できる
クラウドワークスでは、会員特典として独自の福利厚生サポートを提供しています。
福利厚生サポートは、ライフサポート、お仕事サポート、スキルアップ支援の3つのカテゴリに分かれており、さまざまなサービスで割引や特典を受けることができます。
以下は、主な割引・特典の例です。※2023年7月時点
サービス | 割引・特典 |
---|---|
KIDSLINE(キッズライン) | 2,000円分ポイントをプレゼント |
PIXTA | 写真・イラスト素材のSサイズ1点分(525円)が無料 |
Fontworks | 指定のフォントサービスが特別価格 |
メリービズ | 「まとめて会計入力プラン」が特別価格 |
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CodeCamp | 10%OFFクーポンをプレゼント |
Adobe | 「Creative Cloud コンプリートプラン」初年度料金が最大 15%割引 |
割引や特典を受けて、お得にサービスを利用することができます。
クラウドワークスの文字起こしの報酬相場
クラウドワークスが発注者向けに公表している「クラウドワークス発注相場」によると、60分間の文字起こし(インタビュー)の相場は5,000円〜とされています。つまり、1分あたりおよそ83円〜となります。
実際の案件においては、1分あたり50〜100円程度であることが多いです。
初心者向けの案件は報酬が低い傾向がありますが、一方で上級者向けの案件では1分あたり200円から300円の報酬の案件も存在します。
初心者がクラウドワークスの文字起こしにかかる時間
一般的に、文字起こしには音声データの時間の4〜5倍の時間が必要とされます。例えば、音声データが1時間ある場合、文字起こしには約4〜5時間ほどかかるでしょう。
ただし、初心者の場合は、より多くの時間を要する可能性があるため、音声データの時間の6〜8倍程度を見込んでおくとよいでしょう。
例えば、1分あたり100円の報酬で1時間の音声データの文字起こしを行った場合、作業に6時間かかった場合の時給は1,000円、8時間かかった場合の時給は750円となります。
クラウドワークスの文字起こしで初心者が稼ぐためのポイント
ここでは、クラウドワークスの文字起こしで初心者が稼ぐためのポイントについて紹介します。
事前に音声データを全て聞く
文字起こしを始める前に、まずは音声を一度聞くようにしましょう。音声を一通り聞くことで、内容の概要や話者のタイミングなど、大まかな理解ができます。
概要を把握した状態で文字起こしを行うと、予測がしやすくなり、作業効率が向上しますので、おすすめです。
最初に音声を一通り聞いておきましょう。
練習をして文字入力の速度を向上させる
文字入力(タイピング)のスピードが上がると、作業効率も高まります。文字入力に時間がかかる方は、まずは文字入力速度を向上させるための練習をおすすめします。
無料で利用できるタイピング練習サイトは数多く存在していますので、毎日少しずつでも文字入力の練習に取り組んでみましょう。
わからない言葉はマークして後で対応する
「聞き取れない」「意味がわからない」という言葉には、マークを付けて後で対応することをおすすめします。作業中に音声を停止したり巻き戻したりし続けると、作業が進まず、効率が悪くなる可能性があります。
聞き取れない箇所や意味がわからない箇所は、「◯◯」と書いて、音声データの時間を記録しておきましょう(例:◯◯(6分52秒))。
最初に文字起こしを最後まで行い、その後で理解できなかった部分に集中して取り組む方が効率的です。
効果的なツールを利用する
文字起こしツールを使用することで、作業効率を向上させることができます。
キーボードを使って再生や停止、指定区間のリピート再生、再生速度の変更、音質補正なども可能です。また、一部のツールには自動文字起こし機能も備わっています。
代表的なツールとしては、「Okoshiyasu2」「テープ起こしプレーヤー」などがあります。文字起こしツールを活用して、作業時間を短縮しましょう。
音声入力を活用する
音声入力を活用すると、入力がスピーディーに行えて、作業効率が向上する可能性があります。
例えば、Googleドキュメントは無料で利用でき、音声入力にも対応しています。音声入力の精度も比較的高く、慣れると文字起こしの作業時間を大幅に短縮することができるでしょう。
音声入力を一度試してみることをおすすめします。
プロフィールを充実させる
クライアントは、プロフィールなどの情報をもとに応募者の選考を行うため、プロフィールを充実させることは受注率を上げるために重要です。
受注率が向上すると、条件の良い案件を獲得しやすくなり、収入アップが期待できます。
プロフィールには、経歴、実績、得意なジャンルなどを詳細に記載し、自己アピールすることが大切です。
クラウドワークスの文字起こしで稼ぐためにも、プロフィールを充実させましょう。
以下の記事では、クラウドワークスのプロフィールやひとことアピールの書き方について、例文を交えて解説しています。
応募時の提案文にこだわる
クラウドワークスの文字起こしで収入を増やしたい場合は、案件に応募する際の提案文にこだわることが重要です。
提案文はクライアントが応募者を選考する際の判断材料の一つとなるため、自己紹介やアピールポイントをしっかりと盛り込むことで、受注率の向上が期待できます。
応募時の提案文における自己紹介の書き方やアピール方法については、以下の記事を参考にしてください。
実績を積んだら条件の良い案件に挑戦する
実績を積むことで信頼性が高まり、条件の良い案件を獲得しやすくなります。
目安として、10件以上の実績を積んだら、条件の良い案件に積極的に応募してみましょう。10件ほどの文字起こしを経験することによって、仕事にも慣れて作業時間を短縮することができます。
条件の良い案件を獲得することで、収入がアップする可能性があります。
この記事では、筆者がクラウドワークスを副業として活用し、月20万円を稼ぐために実践したことを紹介しています。
クラウドワークスの文字起こしで初心者が注意すべきポイント
ここでは、クラウドワークスの文字起こしで初心者が注意すべきポイントについて紹介します。
この記事では、クラウドワークス初心者が知っておきたい注意点について解説しています。
クライアントの指示には必ず従う
クラウドワークスで文字起こしをする際には、クライアントの指示に必ず従うようにしましょう。
納期、納品方法、文字起こしの方法など、指示通りに行わなければ、クライアントからの評価を得ることが難しくなる可能性があります。低評価がつけられると、将来の仕事にも影響が及ぶことがあります。
クライアントの指示や条件を明確に理解し、厳守するよう心掛けましょう。
この記事では、応募しても採用されない原因や対処法について詳しく解説しています。
最初は作業に時間がかかる
一般的に、文字起こし作業には音声データの時間の4〜5倍の時間が必要ですが、初心者の場合は6〜8倍の時間がかかることもあります。
また、場合によってはさらに時間がかかることもありますので、注意が必要です。長時間の作業時間を考慮しつつ、スケジュールの立て方や案件の調整を行うことが重要です。
はじめは専門用語が多い案件は避ける
業界の知識がなく、理解できない専門用語が多い案件は、文字起こしに時間がかかるため、初心者にはあまりおすすめできません。
専門用語を調べたり、文章を整えて意味を理解できるようにするだけでも、多大な時間がかかる可能性があります。
金融系セミナーや海外のニュースサイト、IT系企業の会議、スポーツ系セミナーなど、さまざまな内容の文字起こしが存在しますが、業界の知識に疎く、専門用語がほとんど理解できない場合は、避けたほうが賢明です。
実績がない場合は条件の良い案件を獲得するのが難しい
クラウドワークスを始めたばかりの段階では、実績がないため、条件の良い案件を獲得するのは難しい傾向があります。
クライアントは通常、実績が豊富な人に高単価などの案件を任せることが多いです。そのため、最初の段階では報酬が低めの案件しか獲得できない可能性があります。
実績を積み重ねることで、条件の良い案件も徐々に獲得できるようになります。
この記事では、クラウドワークス初心者の仕事の選び方について解説しています。
報酬からシステム手数料が差し引かれる
クラウドワークスでは、報酬からシステム手数料が差し引かれます。システム手数料は、報酬額に応じて5%〜20%の範囲で適用されます。
手数料の詳細は、以下のとおりです。
報酬額 | システム手数料(税抜) |
---|---|
20万円超の部分 | 5% |
10万円超20万円以下の部分 | 10% |
10万円以下の部分 | 20% |
タスク形式 | 20% |
文字起こしのプロジェクト形式では、報酬額に応じて5%から20%のシステム手数料が適用されます。一方、タスク形式では、20%のシステム手数料が適用されます。
報酬から約20%の手数料が差し引かれることを考慮して、収支計画を立てましょう。
受取金額の計算例
報酬からシステム手数料を差し引いた後の受取金額の計算方法は、以下のとおりです。
また、以下は、契約金額が1万円(税抜)の場合における、システム手数料と受取金額の計算例です。
システム利用料:2,420円(税込)
10,000円 × 10% (消費税率)= 11,000円(契約金額(税込))
11,000円 × 20%(システム利用料率(税抜))= 2,200円(システム利用料(税抜))
2,200円(システム利用料(税抜))× 10%(消費税率)= 220円(消費税)ワーカーが受け取る額 8,580円
引用元:クラウドワークス「ワーカーシステム利用料」
11,000円 – 2,420円(システム利用料(税込))= 8,580円
この記事では、クラウドワークスの手数料削減方法について解説しています。
この記事では、主要クラウドソーシングサイト9社の手数料比較について紹介しています。
振込手数料が発生する
クラウドワークスでは、報酬を指定の口座に出金する際に、振込手数料が発生します。振込手数料は、設定した金融機関によって異なり、100円または500円かかります。
金融機関 | 振込手数料(税込) |
---|---|
楽天銀行 | 100円/回 |
他の金融機関 | 500円/回 |
クラウドワークスの振込日は通常、月に2回(15日と月末)です。
楽天銀行を利用する場合、1年間の振込手数料は合計2,400円ですが、他の金融機関を利用する場合は12,000円の手数料がかかります。
振込手数料を抑えるためには、楽天銀行がおすすめです。
クラウドワークスよりも手数料が低いサイトで文字起こしの仕事を検討したい方は、以下の記事を参考にしてください。
【筆者の体験談】クラウドワークスでの文字起こしについて
筆者は現在、クラウドワークスで副業としてWebライティングをしています。その中で、クライアントから文字起こしの仕事も依頼されることがあります。
最初は手順に慣れていなかったため、10分の音声データに70〜80分もかかってしまいました。しかし、今では同じ10分の音声でも30〜40分で作業を終えることができます。1時間あたり2,000〜3,000円の収入を得ることもあります。
作業に慣れてくると、効率的に収入を得ることができるため、特に主婦の方には在宅ワークとしておすすめです。
ただし、自分が全く知らない分野の音声の場合、言葉の意味が理解できないことが多く、非常に手間と時間がかかることがあります。そのため、初心者の方には、知らない分野の文字起こしはあまりおすすめできません。
また、いろんなやり方がありますが、筆者としてはGoogleドキュメントの音声入力をおすすめします。その精度は高く(修正が必要ですが)、Webライティングの仕事でも活用しています。
文字起こしを始める方は、ぜひ試してみてください。
この記事では、筆者がクラウドワークスの副業で月20万円稼ぐために実践したことを紹介しています。
クラウドワークスにおける文字起こしの始め方
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まず、クラウドワークスに会員登録します。公式サイトにアクセスして、必要事項を入力するだけで簡単に会員登録が完了します。
以下のボタンをクリックして公式サイトにアクセスしてください。
クラウドワークスの始め方について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
銀行口座を登録する
銀行口座を登録する手順は以下のとおりです。
- マイページのアカウントメニューを開く
- 「プロフィール編集」を選択
- 「振込先口座登録」を選択
- 口座情報を入力
銀行口座は、振込手数料が安い楽天銀行がおすすめです(楽天銀行:100円、他行:500円)。
プロフィールを設定する
プロフィールは受注率に影響を与えるため、非常に重要です。
自身の経歴や資格、実績などを詳細に記載し、十分なアピールを行いましょう。
この記事では、効果的なプロフィールの書き方について、例文を交えて解説しています。
案件を探して応募する
文字起こしの案件を探す方法は、以下のとおりです。
- マイページで「仕事を探す」をクリック
- 「文字起こし」でキーワード検索、もしくは【「事務・カンタン作業」→「データ作成・入力」→「テープ起こし・文字起こし」】を選択
案件への応募時には、提案文に自己紹介を含めて、自身の魅力やアピールポイントを強調しましょう。
この記事では、提案文における自己紹介の書き方について詳しく解説しています。
文字起こしを開始する
仕事を受けたら、文字起こしを開始します。納期や納品方法、文字起こし方法など、クライアントからの指示に従いながら、仕事を進めましょう。
クラウドワークスにおける文字起こしに関するQ&A
クラウドワークスで文字起こしの仕事を始めましょう!
この記事では、初心者向けのガイドとして、クラウドワークスで文字起こしを始めるための方法や報酬相場、稼ぐポイント、注意点、始め方などについて解説しました。
クラウドワークスでは、文字起こしの案件が多数あり、他のジャンルの仕事にも取り組みやすいため、初心者にはおすすめです。実績を積んでいくと、より条件の良い案件を獲得しやすくなり、稼ぎも増えていきます。
文字起こしの仕事に興味がある方は、ぜひクラウドワークスで案件を探してみましょう!
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