クラウドワークスのタスク案件だけで稼ぐことは可能なのか？

クラウドワークスのタスク案件は、初心者にも手軽に取り組めることから、非常に人気があります。ただし、タスク案件だけで稼ぐことが本当に可能なのか、多くの方が疑問を抱いているようです。

本記事では、筆者自身の経験をもとに、クラウドワークスのタスク案件だけで稼ぐことが可能なのかを詳しく解説しています。クラウドワークスを始めたばかりの方は、ぜひ参考にしてみてください。

結論：クラウドワークスのタスク案件だけで稼ぐのは難しい【体験談】

結論から述べると、クラウドワークスのタスク案件だけで十分な収入を得るのは難しいです。なぜなら、多くのタスク案件が報酬が低いものや一度きりの仕事が主なためです。

筆者は6年以上にわたりクラウドワークスを利用して副業をしていますが、高単価案件や継続案件が多いプロジェクト形式の仕事を中心に取り組んでいます。

最初は実績づくりのために、タスク案件に取り組んでいましたが、プロジェクト案件を受注できるようになってからは、タスク案件は時間に余裕があるときに限定的に取り組む程度です。

参考までに、最近取り組んだタスク案件の報酬は、以下のとおりです。

見てのとおり、報酬は非常に少ないです。タスク案件で十分な収入を得るには、数少ない高単価のタスクに挑戦したり、大量の案件をこなす必要があります。

一方で、プロジェクト案件に集中すれば、副業でも月に20万円以上を稼ぐことができます。プロジェクト案件は高単価や継続的な仕事が期待できるため、収入を増やすことが可能です。

以下は、最近取り組んだ案件の報酬です。

クラウドワークスのタスク案件だけで稼ぐのは難しい3つの理由

低単価の案件が多いため

クラウドワークスのタスク案件は、主に初心者や未経験者向けの案件が中心で、低単価のものが多い傾向にあります。

上記のように、報酬が100円に満たない案件が多数存在します。

そのため、データ入力、アンケート、ライティングなどのタスク案件を行っても、「十分に稼ぐことができた！」と感じるほどの収入を得ることは難しいでしょう。

単発案件が多いため

タスク形式の案件は、クライアントとの事前交渉や契約が不要で、クラウドワークス上で手軽に作業を開始できるのが特徴です。

しかし、これらの案件はほとんどが単発的なものであり、継続して受注できる案件は非常に少ないです。

そのため、タスク案件だけで継続して安定した収入を得ることは難しく、月によって収入に大きなバラツキが生じる可能性があります。また、常に新規案件を見つける必要があるため、案件探しに時間を費やすこともあります。

スキルが身につかない案件が多いため

タスク形式の案件は、簡易的な仕事が多く、クライアントからフィードバックやアドバイスを受ける機会は非常に少ないです。

そのため、仕事を通じて身につく知識やスキルは限られます。知識やスキルが向上しなければ、仕事のクオリティも上がらず、収入を増やすことは難しくなります。

クラウドワークスのタスク案件で最大限稼ぐための3つの方法

知識やスキルを向上させ、高単価のタスク案件に取り組む

タスク案件には、数が少ないですが、中には高単価のものも存在します。1件のタスクで4,000〜5,000円以上の収入を得ることも可能です。

ただし、高単価の案件には特定の知識やスキルが求められる場合が多いです。そのため、本や動画などを通じて必要な知識やスキルを身につけ、高単価案件にチャレンジしてみることをおすすめします。

十分な作業時間を確保し、多くの案件に取り組む

タスク案件の数をこなして稼ぐ方法があります。タスク案件は、報酬は低い傾向があるかもしれませんが、大量のタスクをこなすことで、それなりの収入を得ることが可能です。

例えば、1件あたり100円のタスクでも、1時間で10件、1日で80件こなせば、8,000円の収入となります。

大切なポイントは、集中して作業時間を確保し、根気強く取り組むことです。これによって、タスク案件から一定の収入を得ることができるでしょう。

この記事では、副業時間の作り方や平均などについて解説しています。

実績を積んだ後は、プロジェクト案件に挑戦する

タスク案件を最大限活用して収入を増やしたい場合は、まず10〜20件以上のタスク案件で実績を築いた後に、プロジェクト案件に挑戦することがおすすめです。

プロジェクト案件は、タスク案件よりも高単価の案件や長期的な案件が多いのが特徴です。ただし、実績がない場合は、クライアントからの信用を得ることが難しく、応募しても受注できない可能性が高くなります。

そのため、最初はタスク案件で実績を積み重ね、その後にプロジェクト案件に応募し、受注を目指しましょう。

以下の記事では、筆者がクラウドワークスの副業で月20万円稼ぐために実践したこと、初心者の仕事の選び方などについて解説しています。

クラウドワークスの「タスク」について

ここでは、クラウドワークスのタスク形式の基本情報について見ていきましょう。

タスク形式は受注形式の1つで、契約などのやりとりが不要

タスク形式の案件は、クラウドワークスの受注形式の1つであり、クラウドワークス上ですぐに作業を開始できるのが特徴です。

クライアントとの交渉や契約手続きは必要なく、用意された設問に回答するだけで完了します。

そのため、「WordやExcel、Googleスプレッドシートなどの使い方がわからない」といった方でも安心して取り組むことができます。

プロジェクト形式やコンペ形式との違い【比較表】

クラウドワークスの受注形式には、タスク形式の他に、プロジェクト形式やコンペ形式があります。

プロジェクト形式は、クライアントとの条件合意後に契約手続きを行い、作業に進む形式です。一方、コンペ形式では、デザインなどの制作物を提案し、採用されると報酬を得ることができます。

以下は、タスク形式・プロジェクト形式・コンペ形式の比較表です。

受注形式	高単価案件	継続案件	契約手続き	仕事のカテゴリ	難易度	稼ぎやすさ
タスク形式	少ない	少ない	不要	やや少ない	初心者向け案件が中心	単価が安い
プロジェクト形式	比較的多い	比較的多い	必要	多い	中・上級者向け案件が多い	高単価・継続案件が多い
コンペ形式	比較的多い	やや少ない	採用時に必要	少ない	中・上級者向け案件が多い	高単価案件が多い

タスク形式のよくある仕事内容

タスク形式のよくある仕事内容と案件数は、以下のとおりです。

特に多い仕事内容はアンケートで、案件数は763件あります。次に、ライティングが263件、内職・軽作業が80件、そしてデータ入力が45件です。※2023年7月19日時点

また、写真撮影などのタスク案件もあります。

タスク形式の仕事の進め方

仕事の進め方は、以下のような流れです。

クラウドワークスのタスク案件だけで稼ぐことに関するQ&A

タスク案件だけで稼ぐのは難しい。プロジェクト案件で収益を上げよう！

この記事では、筆者自身の経験をもとに、クラウドワークスのタスク案件だけで稼ぐことが可能なのかを解説しました。

タスク案件は報酬が低い傾向があるため、実績づくりのために活用し、高単価や継続的な仕事が期待できるプロジェクト案件に挑戦することをおすすめします。

実績が10〜20件以上積み上がったら、プロジェクト案件に積極的に応募してみましょう。そうすることで、タスク案件だけに取り組むよりも多くの収入を得ることが可能です。